吹付ウレタン断熱工事について

吹付ウレタン断熱工事とは

「吹付ウレタン断熱工事」とは、「建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォーム」(JIS A 9526)用の原液(ドラム缶入り)を現場に持ち込み、専用の吹付け発泡機を用いて建築物の屋根・壁・床等に原液を噴霧状に吹付けて、硬質ウレタンフォーム断熱材を形成する工事です。この吹付け工事により、隙間(継目等)のない断熱層を作ることができます。

工場で製造された断熱材と異なり、現場で断熱材を形成することから、断熱材としての品質は現場で吹付け作業をする技能者の力量に依存することとなります。従って、確かな技術をもった技能者を有する「吹付ウレタン断熱工事業者」を選択することが極めて重要となります。

ウレタン断熱技能者の能力を評価する資格制度や吹付ウレタン施工会社の品質管理能力を評価する第三者認証制度が確立されています。吹付ウレタン断熱工事業者の選択に当たっては、これらの制度に対応している業者であることをご確認ください。

吹付け発泡機例(Reactor A25)
RC造吹付け工事例
木造住宅吹付け工事例

ウレタン断熱技能者の資格制度

確かな技術を持った技能者であることを証明するための制度として、以下の資格制度があります。

当協会では、これらの制度についての講習会や試験等の事業を推進しております。

吹付ウレタン断熱工事業者の第三者認証制度

また、「吹付ウレタン断熱工事業者」として品質管理体制が構築されていることを証明するものとして以下の認証制度があります。

「優良断熱材認証制度」は吹付ウレタン断熱工事業者を対象としています。一方、「現場施工型優良断熱施工システム認定制度」はウレタン原液製造業者が対象となっており、原液製造業者が指定工事業者(吹付ウレタン断熱工事業)を登録しています。

当協会では、協会員に「優良断熱材認証」の取得を奨励しております。